ブリ到来

一雨ごとに寒さが増し、いよいよ冬が近づいて来たと感じられる今日この頃です。氷見漁港にも冬の味覚「ブリ」が水揚げされるようになりました。

氷見漁港より堤防越しに立山連峰。気嵐(けあらし)が出る日は、風が弱い快晴の朝によく見られます。

セリ場に並べられたブリ

これから日ごとに脂がのり

美味しくなっていきます。

立山カルデラ砂防体験学習会 その1

商工会議所の催しで、立山カルデラ砂防体験学習会に参加しました。まず、砂防博物館で立山カルデラについて見学と説明があります。そのあと全員ヘルメット着用でトロッコ電車に乗り出発です。

学習会の案内をしてくださる方々です。

トロッコ電車は狭く乗り降りの際頭をぶつけそうになります。

早速、砂防ダムが見えてきました。

雪の多いところなので、工事期間は限られています。

何十回ものスイッチバックを繰り返し、水谷平に着きます。

水谷平で昼食をとり長いトンネルをくぐると、ここで作業する人たちの施設 天蓋の湯があります。私たちはその前に設けられた足湯に浸からせてもらいました。

この後、バスに乗り

高さ日本一、初の国指定重要文化財の

白岩堰堤に向かいます。

立山カルデラ砂防体験学習会 その2

白岩砂防堰堤は、高さ7基の副堰堤を合わせて落差108mになり、日本一。大正2年に富山県が着工し平成21年に国の重要文化財に指定されています。

砂防堰堤の山側は、大量の土砂がせき止められ広い河原のようです。

一方谷側は狭く急峻な地形になっており、万が一ここが崩れるようなことになると大変なことになるのは誰でも予想がつくと思います。

六九谷展望台 立山カルデラ全体が見渡せる展望台です。五色ヶ原の鳶山が安政5年(1858年)大地震により崩れ大量の土砂で埋め尽くされています。残念ながら立山連峰の稜線は雲に隠れ見えませんでした。

泥鰌池 安政の地震の時、土砂によりせき止められた池。放流されたドジョウやニジマスがいるとか・・・?

昭和初期にはまだ営業していた立山温泉の貴重な写真

小さいがタイル張りの浴槽が今も残っています。

雲間から鳶山がようやく顔をみせました。手前に大崩れしたんですね~。

林道真川線をバスで折立を経由して有峰ダムへ 博物館に無事に到着で体験学習会の終了です。

立山カルデラ砂防工事は

大自然の大きな営みに

人間が蟻のようにコツコツと立ち向かう

終わりの無い挑戦のようなものだ。

一般開放観光化の話も出ていると聞きます。

初秋の白木峰 1596m

富山県と岐阜県にまたがる白木峰は、穏やかな山並みと高山植物の豊富な山として多くの登山者に親しまれている山です。特に、初夏から盛夏にかけて咲き乱れるニッコウキスゲのシーズンは、大勢の登山客がおとずれる人気の山です。

登山口は8合目(1320m)の駐車場から。

木々に覆われた急坂を登ります。

40分ほど頑張ると白木山荘が見え道は緩やかになります。

気持ちの良い笹原を太子堂まで歩くと、小白木峰方面が見えます。ここで大長谷発電所の取水口から登ってきた単独行登山者と会いました。ちなみにここまでのコースタイムは4時間です。

日本300名山 白木峰山頂

浮島方面は所どころに池塘が点在する湿原になっています。

浮島が登山道の終点です。

白木峰の登山者は、ほとんどの方がここを訪れます。

シーズンオフでも8合目駐車場は

20台ほどでほぼ満車。

シーズン中の混雑はそりゃもう大変!

シャトルバスの計画もあるとか・・・?

芳ヶ平湿原(草津白根)

平成26年6月から草津白根山の湯釜を中心として噴火警戒レベルが2となり半径1km以内立入禁止の規制がなされていましたが、火山性地震の減少などで噴火警戒レベルが今年6月に3年ぶりに1に引き下げられました。これにより、白根山レストハウスや駐車場、芳ヶ平ヒュッテなども営業が再開され、ようやくかつての賑わいを取り戻しているようです。

ラムサール条約にも登録されている芳ヶ平湿原は、レストハウス駐車場からなだらかな歩道を1時間ほど下ったところにあります。

ヒュッテの車や工事車両が走れるように幅があります。

活火山の象徴ともいえる噴気孔帯の近くを通ります。草木は枯れ、「硫化水素に注意」の看板が何ヶ所か設置されています。

湯釜を包んでいる白根山の山並み

芳ヶ平方面は緑一色

宿泊もできる芳ヶ平ヒュッテには、大きなワンちゃんが2匹います。

周遊できるようになっている湿原は、とても静かで神秘的です。

遥か遠くに白根山がかろうじて見えるほどに天候が回復してきました。

ここへは渋峠からも来ることができ

草津まで続く道が整備されています。

季節を変えてまた来たいと思います・・・。

志賀高原 四十八池

今年のお盆は天候があまり良くないうえに蒸し暑い。少しでも高所で涼しいところを目指して志賀高原へ、あまり汗もかきたくないので、高層湿原歩きに決めました。

熊の湯前山リフトに乗り四十八池へ向かいます。

歩き始めてじきに渋池に着きます。

幅の広い歩道をゆっくり小一時間も歩くと、森が開け四十八池に着きます。

四季折々の高山植物が咲く素晴らしい湿原です。お盆の割には人影が少ないように思えました。

志賀山・大沼の分岐点近くにある志賀山神社の鳥居

湿原越しに志賀山 頂上からはオーシャンブルーの大沼が見下ろせます。

ここは3回目ですが

いつ来てもさわやかな気分になります。